マーケティング・広告運用業務の現状と効率化のポイントとは
まず最初に、RoboMarketer株式会社 代表取締役 岡崎哲朗氏からマーケティング・広告運用業務の現状と効率化のポイントについて紹介がありました。日本が2020年のオリンピック開催などで社会の多様化もすすんでいるという社会的背景があるなか、近年高まりを感じているマーケターのみなさんも多いのではないでしょうか？
それは、ユーザーニーズの多様化や、パーソナライズドマーケティング、データドリブンマーケティングの重要性。その一方で、マーケティング・リソース不足や流出による戦略的マーケティングノウハウの喪失、増え続けるデータへの対応が企業においては課題となっています。そのギャップをテクノロジーで埋めていく…そんな岡崎氏の解説に、参加者みなさんの多くが聞き入っていました。
また、今回のセミナーの参加者でもある広告運用を行うマーケターが担う役割のひとつ、「集客」は顧客との最初のタッチポイントとして重要な役割でありながら、日々の業務で負荷の高い作業も多く発生している業務。こうした負荷の高い仕事を効率化するには、業務の必要性を考えなおし、「課題のありか」を把握、一番効果の高いところから改革を始める。そして、最初から「すべて」の改革に取り組むのではなく、できるところから始める、というアプローチがおすすめ、という岡崎氏のアドバイスがありました。
代理店・インハウスマーケターの方向けRPA活用事例のご紹介
続いて、BizteX株式会社セールスの堀江奏太より、代理店・インハウスマーケターの業務を自動化したRPA活用事例をご紹介しました。多くの企業において、人手不足のなか業務効率化も同時に迫られており、解決策としてここ2～3年注目が集まっているのがRPA（Robotic Process Automation）です。
国内外の様々な製品が発売されていますが、BizteX cobit の特徴はクラウドで提供、開発スキルがなくても使えるUI、リーズナブルでスモールスタートが可能、同時に複数ロボットの稼働が可能、というWebブラウザ業務に特化したRPA。
マーケターの日々の業務で活用していただくための活用事例をいくつかご紹介し、デモ動画も併せて、自動化のイメージを持ってもらうため実際の業務に照らし合わせて解説しました。
広告レポート作成業務が50時間から1分に短縮も!?
今回のセミナーの最後のパートは、「ROBOMA（ロボマ）」を活用した事例のご紹介としてRoboMarketerの岡崎氏が再び登壇。同社が提供する、自動広告ダッシュボードの「ROBOMA BI」と自動広告運用の「ROBOMA AI」という2つのサービスを紹介。
「ROBOMA BI」は、主要広告メディアとのAPI連携により自動的に広告データを集約し、ダッシュボードなどでデータを一元管理できるサービス。「ROBOMA AI」は、Instagram, Facebook, Twitterなどソーシャル広告の自動運用化により工数削減と効果改善を実現するサービスであるとのこと。
それらRoboMarketer社のサービスを導入された企業では、CPA/CPI, ROASなどを平均20％以上改善されているという説明に参加者は熱心に聞き入っていました。また、導入企業のうちの一つである広告代理店では、Excelで作成する広告レポート作成業務が50時間から1分まで短縮された事例も紹介されました。
ご参加ありがとうございました。次回もお楽しみに！
RoboMarketer社との共催セミナーは今回が初めての開催でしたが、参加された皆様の関心の高さから、インターネット広告代理店・インハウスマーケターの皆様が携わっている業務の課題解決にRPAがきっと役立つはず、という手ごたえを感じることができました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。引き続き、RPA活用による業務効率化事例をご紹介したり、ユーザーの皆さまで情報交換する場を設けたいと思っております。今回参加できなかった皆さんも、また次回、ぜひお気軽にご参加ください！
【登壇者】
RoboMarketer株式会社 代表取締役 岡崎哲朗様
BizteX株式会社 セールスチームリーダー 堀江奏太
参考：
ROBOMA（ロボマ）https://roboma.io/
BizteX cobit https://service.biztex.co.jp/
