医療業界で進むデジタル化
業務管理ツールを自動で操作する「デジタルレイバー」は、検討必須の時代に
医療福祉業界の世界的な課題として挙げられる人材不足問題。特に日本では、質の高い医療サービスを安定的に提供されていますが、その陰では労働環境の過酷さや高齢者人口の増加などの理由から、離職率は年々上昇傾向にあります。
総務省が実施した国税調査結果によると、日本の総人口は2008年の1億2800万人超えをピークに減少傾向にあります。人口推移では、2015年には1億2700万人だったものが2021年には1億2600万人に。このまま2053年には9920万人、2065年には8800万人までに減少すると予想されており、その頃には総人口の40%以上が高齢者となることが推計されているのです。これはつまり、現在の医療現場における労働力を増やさなければならないということ。とはいえ、人口増加や働き手の確保は期待できません。
そのため、この問題を解決すべく日本政府が国を挙げて推し進めているのが働き方改革とDX(※)です。既出の理由から、医療業界においてもこの取り組みは重要です。Web予約システム導入にはじまり、Webメール問い合わせ、チャットボット導入、Zoomによるオンライン診療、電子カルテ導入など、複数のツールを活用した業務フローの構築が当たり前になり、DXまであと一歩というところまで来ている施設も多いでしょう。デジタル化によって業務管理ツールが増えたいま、医療業界で新たに注目が集まるのが、定型業務を自動化するRPAや、ツールとツールを繋ぐiPaaSです。
労働生産性を担う「働き手」といえば、私たち人間をイメージする方がほとんどでしょう。しかしそれは、このデジタル社会ではやや時代遅れの考え方です。なぜなら、いまや人間の代わりに業務をこなすRPAやiPaaSといったデジタルな存在も働き手とされる時代だからです。
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※DXとは
DXは(デジタルトランスフォーメーション)の略で、日本語に訳すると「デジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革する」となります。
企業は「IT技術やデータを活用して、会社組織やビジネスモデルを改革し、サービスの提供方法を変えていく」と捉えるべきでしょう。
【RPAとは】医療業界におけるDXを推進するツール
RPA(Robotic Process Automation)とは、簡単にいうと「人間の代わりに業務をこなしてくれる自動化ツール」のことです。
・決まった手順の定型業務
・繰り返しおこなうルーティンワーク
などの自動化が得意で、主にPC上でおこなう作業の分野で導入が進んでいます。医療事務の効率化においても、RPAは大きく寄与します。
業務をこなすソフトウェアは通称「ロボット」と呼び、業界や業務に関わらず、さまざまなパターンのロボットを作成可能です。これによって作業時間を短縮したり、ヒューマンエラーを削減したりなどの生産性向上が期待できます。
また、RPAが求められている理由としては大きく3つの特徴があります。
業務自動化ツール「RPA」ならではの3つの特徴

【RPAの特徴①】システム構築が不要で、業務自動化ロボットを簡単に作成できる
RPAはシステムの構築が不要で、一からプログラミングをする必要がありません。
チャートやステップを用いることで、ユーザー自身で簡単にロボットの作成・修正ができます。
この「作成や修正が容易」というのは、RPAを導入するうえで非常に重要なポイントです。
例えば伝票入力の業務でも、
・新しい伝票に変更したい
・追加で入力したい項目が増えた
などのように、変更が必要なケースは数多く発生します。
RPAなら自分でロボットをすぐに修正できるので、変化に対して柔軟かつスピーディに対応可能です。RPAにはシンプルなUIなものや複雑なものまであります。開発・提供するベンダーによってさまざまなので、使いやすいものを選びましょう。
【RPAの特徴②】ツールをまたがった自動化ができるため、低コストで幅広い対応が可能になる
Webサイトやシステムなど、ツールをまたがった業務にRPAは幅広く対応可能です。
例えば、WebブラウザとExcelを連携できるので、
①基幹システムに入力されたデータをロボットが取得
②Excelに最新のデータを記載
といった動きが可能です。
これまで手作業でやる場合は、
①基幹システムにログイン
②必要なデータをコピー
③Excelを開く
④出力したい特定セルをクリック&ペースト
という操作が必要でした。
ですが、RPAならこれらの作業をまるっとロボットが覚えて、次から自動で実行してくれます。
【RPAの特徴③】人間には不可能な、24時間365日稼働の実現が可能になる
RPAは人間と違い、24時間365日稼働できます。
そのため、
・毎日決まった時間にデータを取りにいく
・夜遅い時間でも正確に決められたタスクを実行する
などのような対応が可能です。
また、発注の処理や広告レポートの数値取得など、手作業で毎日おこなうには大変な業務を、時間や曜日にとらわれずに遂行できます。

医療業界でRPAによって自動化できる業務はたくさんある
・電子カルテへの転記作業
・情報収集業務や集計作業
・紙書類から基幹システムへの入力作業
・簡単な問い合わせに対する自動回答
・オンライン診療スケジュールのカレンダー自動登録
・Web予約が入った際の基幹システムへの自動転記
・医薬品や備品の発注業務
・予約管理業務
・請求書類の発行業務 など
たとえば、医療業界では毎日の必須業務となるレセプトから電子カルテへの転記作業や予約管理、請求業務、医薬品・備品などの発注業務。
これらの医療事務における定型業務は、実はRPAを使うことで自動化できます。これらを自動化することでヒューマンエラーによる転記ミスを防止できるだけでなく業務効率化による生産性向上に大きく寄与します。
少子高齢化にともない今後ますます人手不足問題が深刻化する医療業界で生き残るためには、自動化できる定型業務をRPAを活用して効率化させることは必須といっても過言ではありません。
そこで本記事が提案するのが、デスクトップRPA「robop」です。
業務自動化ツール デスクトップRPA「robop」とは

デスクトップ上のすべてのソフトやシステムを自動化するRPA

製品ページはこちら>>デスクトップRPA「robop」
robopは、デスクトップ領域における業務を自動化することができます。インストール型のソフトはもちろん「自社開発ツール」や「独自の管理画面」といったレガシーシステムにも対応し、プライベート環境への構築など高いセキュリティを維持した自動化が可能です。

デスクトップRPA「robop」ならではの3つの特徴
【デスクトップRPA:robopの特徴】①デスクトップ領域で展開される業務を自動化できる
デスクトップ上のすべてのソフトやシステムを自動化します。
「自社開発ツール」や「独自の管理画面」などレガシーシステムにも対応可能です。
【デスクトップRPA:robopの特徴】②幅広い業種・業務内容を自動化できる
さらに、BizteX Connect連携によるクラウド領域との組み合わせも可能。幅広い業種・業務内容を一括した自動化を実現します
【デスクトップRPA:robopの特徴】③充実のサポート体制だから安心して使える
導入時はもちろん、導入後もしっかりとサポート。専任のCSによるレクチャーやトレーニングなども充実しています。
\まずはお気軽にお問い合わせください/

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【図説】医療業界におけるデスクトップRPA「robop」活用事例
医療業界におけるRPA活用事例▶電子カルテの入力を自動化
事務職員・担当医の電子カルテへの入力が一件あたり1分で完了。入力ミスや業務負担を大きく軽減!

RPAを導入する際には、業務フローを可視化する作業が必要になります。レセプトから電子カルテへ入力する業務はもちろんのこと、財務・経理業務や人事業務の自動化は、robopの得意分野です。これまで医療事務のリソースを圧迫していたこれらの定型業務をロボットが代行することで、時間コストの削減はもちろん、人間でなければ対応できないその他業務に時間を充てることが可能になります。
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【問い合わせ】RPA・業務効率化のお悩みは、お気軽にご相談ください
BizteXでは、国内初のクラウドRPA「BizteX cobit」、デスクトップ操作に長けたRPA「robop」の開発・提供しています。
中小企業さまから大手企業さままで豊富な導入実績があり、万全のサポート体制によりお客さま満足度が非常に高いのが自慢です。
これまでのRPAでは実現できなかった基幹システムとクラウドサービスの連携、さらに二段階認証の突破など、BizteXだからこそ実現できるDXがあります。
無料トライアルも実施しておりますので、まずは実際にお試しください。個別説明会も実施しておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。